障害年金と障害者手帳の違い
この記事の最終更新日 2013年10月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
障害年金と障害者手帳は、よく似た名称なので両方とも同じようなものと誤解をされている方が数多くいらっしゃいますが、両者は全くの別物です。
ここでは、その違いについて解説していきます。
障害年金と障害者手帳の違いは主に下記3点になります。
1、 申請方法
2、 受けることのできるサービス
3、 支給条件
それぞれについて、ご説明いたします。
1申請方法
申請方法は障害年金、障害者手帳ともに役場(市役所の福祉課など)や医師などを介して申請します。しかし、それぞれ異なったルートでの申請となるため、注意が必要です。
2受けることのできるサービス
| 障害年金 | 「年金」という名のとおり、老齢年金などと同じ公的年金です。したがって、定期的に決まった額の金銭を受けることができます。 |
| 障害者手帳 | 地域によって異なりますが、所得税、住民税、自動車税などの税制上の優遇措置や有料自動車道路、電話料金などの公共料金の割引サービス、さらに美術館や博物館など公共施設の減免措置などのサービスを受けることができます。 |
3、支給条件
| 障害年金 | 障害年金を受給するためには主に3つの要件を満たす必要があります。簡単に説明しますと、初診日が国民年金あるいは厚生年金の 被保険者であること、一定期間以上の年金の滞納がないこと、障害認定日における障害の程度が1級・2級であること (厚生年金の場合は3級 でも可)の3つになります。 |
| 障害者手帳 | 障害者手帳の種類(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)によって、それぞれ支給条件が異なっております。自治体によって名称、障害程度の表示とその判定基準などに相違があるため、ここでは割愛します。 |
このように両者には様々な違いがあります。特に、障害認定基準や認定を審査する役所が違いますので、たとえば、障害者手帳1級の方が障害年金1級となるとは限りませんので、注意して下さい。
当センターでは障害年金に関する無料相談会を実施しております。
詳しくお知りになりたい方、お困りの方は、是非無料相談会へご予約ください。
障害年金の専門家による障害年金の相談実施中!
大阪障害年金サポートセンターでは、初回相談は無料ととなっております。「自分は障害年金をもらえるのか?」
「障害年金をもらうために必要な書類は?」
「年金事務所に難しいと言われたが何か方法はないか?」
などのニーズに、障害年金の専門家がお応えいたします。
お気軽にご相談ください。
当事務所の解決事例についてはこちら>>>
相談の流れについてはこちら>>>
サポート費用についてはこちら>>>
投稿者プロフィール
- 社会保険労務士
- 私がこの障害年金サポートセンターを設立した背景に、身近な方の存在が大きく影響しています。私の親族に重度の知的障害をもつ方がおります。 働き手であるお父様を亡くされた後、残されたその方とお母様の生活は障害年金によって大きく支えられていました。 障害年金という制度が障害のあるご家族を持つ家庭にとって、経済的な支えになっていることを身近に感じました。
このような経験を通じて私は「障害年金の申請サポートが社会にとって非常に重要なものである」ことを痛感しました。
障害があるため、日々生活を送ること自体が難しい中、複雑な手続きや細かいルールを把握し、 それに対応していくことは容易なことではありません。
そのような中でサポートの手が差し伸べられれば、きっと大きな安心につながるはずと考えたのです。
私たちは皆様がスムーズに障害年金を申請し、可能な限り受給につながるようお手伝いする専門家です。 皆様一人ひとりの状況を丁寧に聞き、年金申請を早く進められるよう適切な手続きをサポートしております。
障害のある方やそのご家族が、1人でも多く安心して生活することができるよう、 全力でご支援いたしますので、お気軽にご相談ください。
最新の投稿
- 2025年8月28日枚方市にお住まいの障害年金をご検討されている皆様へ
- 2025年8月28日寝屋川市にお住まいの障害年金をご検討されている皆様へ
- 2025年4月18日精神疾患・うつ病は障害年金の対象です!
- 2023年11月9日「大人の発達障害」で障害年金はもらえる?












