脳血管延髄圧迫症候群で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月29日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(50代)/主婦 |
傷病名 | 脳血管延髄圧迫症候群 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額 約78万円 |
相談時の相談者様の状況
15年ほど前からめまいやフワフワした感覚が表れはじめ、外出する際などにに支障が出ていたのですが、耳鼻科などいろいろな病院を回っても原因がわからず困っていたそうです。専門的に診てもらうことができる大きな病院でMRI検査を行ったところ脳に原因があることがわかり、手術を行いました。しかし、めまいやフワフワした感覚は治らず、仕事をすることも困難な状態だったことから、今後の生活について心配していたところ、知人から障害年金という制度があることを聞きました。しかし、目に見える障害があるわけではなく、家族や友人などには対象にならないのではないかと言われていたのですが、実際のところ受給の可能性がるのか気になり、ご相談をご希望されました。
相談から請求までのサポート
外出することが困難であるということで、ZOOMを使用したオンライン面談をご希望されました。目に見える症状がなく、ご本人も自身の症状について伝えるのが難しいとおっしゃっておりましたが、日ごろからサポートしているご家族の方にも助言をいただきながらヒアリングを行いました。詳しくお話を伺っていったところ、日常生活動作や平衡機能の障害により外出や就労が困難であることがわかり、歩行も杖が必要であるということで障害年金の対象になる可能性がある旨お伝えしたところ、一緒に申請を進めていくことになりました。
MRI検査を受けた病院にて、診断書を作成していただけることになりました。診断書を作成していただく病院には15年以上通われておりましたので、これまでの手術、治療の経過やふらつきなどの症状、うまくできない動作などをを具体的に書いていただくなど、丁寧に作成いただきスムーズに手続きを進めていくことができました。ご本人様からも、困っていることや過去にあったエピソードなど思いついた都度ご連絡をいただき、詳しくお話を伺えて大変助かりました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間78万円となりました。受給できるかどうか半信半疑だったようで大変喜んで頂けました。