ミトコンドリア脳筋症で障害基礎年金1級を受給
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/無職 |
傷病名 | ミトコンドリア脳筋症 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
相談時の相談者様の状況
約20年前に糖尿病を発症し10数年治療を行っていましたが、症状は進行する一方でした。3年前に突然倒れ救急搬送、検査の結果ミトコンドリア脳筋症であることが判明しましたが、決定的な治療法はなく、対症療法を続けている状態です。
両耳はほとんど聞こえなくなり、腕の痺れにより文字を書くことも困難となったため、障害年金の申請を考え、社会保険労務士に依頼し手続きを進めていきました。
しかしながら、様々な症状が発生していることから、初診日の特定や、診断書の作成が非常に困難であり、手続きが進まなかったため、当センターへ相談がございました。
相談から請求までのサポート
原因不明の病気であるため、どの時点が初診日となるのか判断が非常に難しく、当初はミトコンドリア脳筋症の症状の一つである糖尿病が発症した20年前を初診日として厚生障害年金にて手続きを進めていました。
しかし、当時の難聴と、その後救急搬送された後の難聴は因果関係がないとの判断があり、初診日を約3年前とし、障害基礎年金にて再度請求を行いました。
結果
障害基礎年金1級の受給が決定しました。社会保険労務士に依頼しても申請まで出来なかった経験があったので、大変喜んでいただきました。