統合失調症で障害基礎年金2級を受給
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(40代)/無職 |
傷病名 | 統合失調症 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
支給月から更新月までの総支給額 | 年額約78万円 遡及分380万円(5年) |
相談時の相談者様の状況
20代前半のころから統合失調症を患っていましたが、当時は本人も家族も病気はすぐに治ると思っており、また障害年金の知識もなかったため何も申請をしないまま20数年が経過していました。
病院で障害年金のことを知り、あらためて申請するにあたり年金事務所に相談にいったところ、遡って申請出来ることを知り自分自身で準備していましたが「最初の申請が肝心」という記事を目にして不安になり、当センターへ相談に来られました。
相談から請求までのサポート
統合失調症を発症してからすでに20年以上が経過していましたが、同じ病院に通い続けていたため、当時のカルテをもとに障害認定日の診断書を記載いただくことができ、また、現時点の症状が反映された診断書も記載いただくことができました。
また、20年という非常に長い期間が経過しているため相談者本人の記憶も曖昧であり、発症からの病歴を記載することは大変困難でしたが、兄弟や両親にも当時を思い起こしていただき、経過を少しずつお聞きしたうえで必要な内容を精査し、申立書にまとめました。
結果
障害基礎年金2級及び5年遡及が認められ、年間約78万円に加え、一時金として380万円を受給することができました。