広汎性発達障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年2月14日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(30代)/無職 |
傷病名 | 広汎性発達障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額 約78万円 |
相談時の相談者様の状況
幼少期より注意力がなく、交友関係でトラブルを起こすことが多く、中学生の時から不登校となり30歳を過ぎるまでひきこもりの状態だったそうです。数年前より支援機関のサポートを受け、病院を受診したところ広汎性発達障害と診断を受けました。
通所しながら社会生活を送る準備をしていたものの、すぐに就労することは困難であると感じ、障害年金の申請を検討されていました。
初めて受診された時から1年6ヶ月経過するタイミングでご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
ご相談はお母さまと二人で来られました。発達障害の方の場合は、幼少期の頃からの様子を申立書に記載する必要があります。お母様が同席していらっしゃったので、幼少期から現在までのお話を詳しく伺うことができました。また、日常生活についても困っていらっしゃることについて、客観的な見解を伺うことができ、ご本人様のお話と併せてより詳しく教えていただくことができました。
すぐにお仕事をすることが難しいということでしたので2級相当に該当するものと判断し、一緒に進めることとなりました。
現在困っていることを資料にまとめたうえ、医師に診断書の作成を依頼しました。初診から診ていただいている病院であり、現在の症状に沿った診断書を作成していただくことができスムーズにお手続きを進めることができました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間78万円の受給となりました。