統合失調症で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年5月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(50代)/無職 |
傷病名 | 統合失調症 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約78万円 |
相談時の相談者様の状況
数年前にご家族を亡くされて以来、幻聴などの症状があり、外出できず家に籠っている日が続いていたそうです。
お一人暮らしであり、また仕事をできる状況ではなかったため、経済的なサポートを求めて障害年金の申請を検討され、ご相談いただきました。
相談から請求までのサポート
ご相談にいらっしゃったときには少し疲弊されたご様子でした。お話を伺うと、症状が現れてから食事を摂ることができず、数年のうちに体重が10kg以上減ってしまい、かなり痩せてしまったということでした。
医師からもヘルパーに来てもらった方が良いとの助言をもらっており、日常生活を送ることはとても大変でいらっしゃいました。そのご状況について詳しくヒアリングを行い、障害年金の対象になる可能性があると判断し、一緒に進めていくことになりました。
症状が現れてから現在まで通っている病院がありましたので、そちらへ診断書の作成を依頼しました。初診の時から病院は変わっていませんので、初診の証明を改めて取得する必要はなく書類の作成はスムーズに進みました。出来上がった診断書を確認し、現在困っている状況について申立書に記載し、申請を進めました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間78万円の受給となりました。