うつ病で障害共済年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2021年10月26日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/休職中 |
傷病名 | うつ病 |
決定した年金種類と等級 | 障害共済年金2級 |
支給月から更新月までの総支給額 | 年額約102万円 |
相談時の相談者様の状況
夜眠れない日が続き、集中力がなくなったり、周囲のことに、異常に反応してしまうことが頻発し、強い疲労感が続くようになってきました。その後、全身の力が抜けるような感覚が治まらなくなり、出勤することが出来なくなったため、病院を受診しました。
月2回の通院を継続しましたが症状は悪化。通勤も出来ない状態が続いたため、障害年金の受給を考え、専門家に相談したところ、受給は無理ではないかとの回答だったとのことです。
なんとか道はないものかと、当センターへ相談に来られました。
相談から請求までのサポート
お話を聞いたところ、納付要件も初診日の証明も、問題ないと思われました。日常生活においても、様々なサポートが必要な状態であり、現在の様子を伝えることができれば、受給要件に該当する可能性は充分あると思い、その旨をお伝えしたところ、申請を決意されました。
必要な書類一式を当センターにて準備し、日常の困難な状況を聞き取りながら、一つずつ、書類を完成させていきました。
結果
障害共済年金2級が認められ、年間約102万円の受給となりました。
精神的な疾患は、短い電話での会話だけでは、相談者様の苦しい状態が分からないケースもございます。
出来る限り、ご本人様、又はご家族様のお話を直接お聞きし、本来受給すべき方が、その機会を失う事態にならないよう、努力していきたいと思った案件です。