脳出血による右半身麻痺で障害基礎年金2級を受給できたケース(停止事由解除申請)
この記事の最終更新日 2022年3月16日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(70代)/無職 |
傷病名 | 脳出血による右半身麻痺 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約78万円 |
相談時の相談者様の状況
奥様がご自身の年金の手続きで年金事務所を訪れた際に、ご主人の年金についても相談したところ、現在の老齢年金の受給額から判断すると、障害基礎年金を受給した方が、年金額が多くなることを教えてもらったそうです。
奥様が手続きを進めていこうとされましたが、何から手に付けて良いのかわからなくなり、弊社にご連絡いただきました。
相談から請求までのサポート
お話をお伺いしたところ、10年程前に脳出血で倒れられた時にご自身で障害年金の申請を行い障害基礎年金2級を受給されていたとのことでした。
更新の際は、当初受診していた病院から離れた福祉施設に入居されておりました。施設の近隣で診断書を記載してくれる病院がないか探されたそうですが、一度だけの受診ではなかなか書いていただけるところがなく、更新を断念されたそうです。そのため、今回は支給が止まっていた年金を、もう一度受給することができるようにする「支給停止事由解除」の手続きになります。
現在は、右腕はほぼ動かすことができず、右足も歩行が非常に困難な状態でしたので、2級に該当する可能性がありました。しかし、近隣には診断書を作成していただける医療機関はなく、また施設内ではリハビリを行っていますが、診断書を作成できる医師はいません。そこで、一番初めに救急搬送され、申請時の診断書を作成した病院に確認したところ、快く診断書の作成を引き受けてくださいましたので、遠方ではありましたが受診に伺い、申請を進めていきました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間約78万円の受給が決定しました。