先天性胆道閉鎖症で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年12月24日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(50代)/無職 |
傷病名 | 先天性胆道閉鎖症 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約78円 |
相談時の相談者様の状況
出生後の健康診断で、ビリルビン値が高く黄疸が出ていることを指摘され、手術を受ける事になりました。その後は日常生活に一定の制限を設けられたうえで定期的に経過観察を行い、学校生活を送られており、中学校へ進学してからは症状が安定したこともあり、通院は一旦中断となっていました。
しかし、大学を卒業してしばらく経過したころより体が疲れやすくなり、当時はアルバイトにて就労していましが、長時間の勤務ができなくなってきました。
しばらくすると発熱も発症し、改善しないことから、かかりつけのクリニックを受診したところ総合病院を受診するよう指示を受け、すぐに受診したところ入院となり、その後は入退院を繰り返されていました。
相談から請求までのサポート
この相談者様は、2年前に一度ご相談に来られましたが、その際は肝臓の数値が認定基準に該当していなかったため、一旦申請を中断していました。1年前に再度体調が悪化したため、再度医師と相談し、認定基準に該当する状態であれば、申請を進めていくことにしました。何度か検査を行いましたが、認定基準には該当せず、申請に至りませんでした。
その後も徐々に症状が悪化していき、ご家族から長い期間入院している旨の連絡があり、血液検査の結果を見せていただいたところ、認定基準に該当していたため、すぐに申請の準備に取り掛かることにしました。
ご家族より、ご本人様の現時点の症状をお聞かせいただき、診断書の作成を依頼し、申立書の作成等、請求書類を作成し、申請を進めていきました。
結果
障害基礎年金2級が認められ、年間約78万円の受給となりました。
障害年金の手続きは複雑であるため、どのように進めていったらよいのか迷っていしまうというお話をよくお聞きします。ご相談いただいた際には基準に該当していなくても、当センターでは、その後の経過をお聞きし、相談しながら、申請できるタイミングになった際に手続きを開始するといったサポートも行っております。
ご自身だけでの準備に不安を感じておられる方は、是非ご相談ください。
(当センターは年金が受給できるまで一切費用はいただいておりませんので、ご安心ください。)