若年性認知症で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年2月3日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(50代)/主婦 |
傷病名 | 若年性認知症 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額 約78万円 |
相談時の相談者様の状況
ご相談はご主人からいただきました。数年前から奥様の物忘れが多くなり、日に日に悪化していき、まだ50代にもかかわらず徘徊などの症状もみられるため現在は常に見守りを必要としている状態ということでした。障害年金のことを知り当センターへ相談に来られました。
相談から請求までのサポート
相談にはご主人にお越しいただきました。ご本人は外出することもままならず、一緒に来ることが難しい状態でした。ご主人から主に日常生活についてのヒアリングをさせていただいたところ、食事や入浴などについても介助を必要としており、1人でできることがほとんどなかったため2級に該当する可能性があると判断し、一緒に申請を進めていくことになりました。
現在通院している病院が、初めて受診した医療機関とのことでしたので、初診日の証明は不要であるため、診断書の作成依頼し進めていくこととなりました。しかし、出来上がった診断書を確認したところ、こちらの病院へ行く前に、ご本人様が一人で行っていた病院があったということがわかりました。そちらの病院へ行っていたことはご主人様は知らなったようで大変驚いていらっしゃいました。
はじめに行っていた病院より急いで初診の証明の取得を依頼し、申請を進めていきました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間約78万円の受給となりました。