難治性喘息で障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年2月6日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(30代)/主婦 |
傷病名 | 難治性喘息 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額 約154万円 |
相談時の相談者様の状況
数年前より咳が出るようになり、その後症状が悪化していき、相談された当時は喘息となり吸引が必要な状態でいらっしゃいました。お子様がいらっしゃり、勤めていた会社を退職したことから今後の生活に不安を感じ、障害年金のことを知り、当センターへ相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
事務のお仕事をされていましたが、続けることが難しくなり退職された直後で精神的にも不安定な状態でいらっしゃいました。まずは、初めて病院へ行った時のことからヒアリングし、現在の症状や退職前の職場での状況や、家庭での日常生活の状況を伺いました。職場では頻繁に休まないといけない状況が続いた後に退職しており、また家庭においても家事をすることができず家族に頼っているということでしたので、障害等級に該当すると判断しました。
初診は、気管支炎の原因となった好酸球性鼻炎の診断をしていただいた耳鼻科にて証明を取得してもらい、診断書は呼吸器疾患の障害用の診断書を、現在通院されている病院に作成を依頼しました。呼吸器疾患の診断書は症状により記載していただく箇所が異なり、所見や数値、治療の内容など記載が必要な箇所が多岐に渡ります。記載が必要な箇所が空欄になっていると審査において不利になりかねませんので、医師に記載いただいた診断書をしっかりと確認し、不足している箇所を改めて記載を依頼いたしました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間約154万円が決定しました。