間質性肺炎・全身性強皮症で障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年2月20日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(50代)/会社員(休職中) |
傷病名 | 間質性肺炎・全身性強皮症 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額 約180万円 |
相談時の相談者様の状況
ご相談は奥様からいただきました。3年程前からよく咳が出るようになり、症状はそれほど重く感じていなかったとのことですが、次第に呼吸が辛くなったそうです。お仕事にも支障が出てしまい、早めに相談したくご予約をいただいておりましたが、急遽ご予約の日に入院することとなり相談は延期になりました。
改めてお越しいただいたときにはご本人様は在宅酸素療法を行っていました。会社へ出勤することができないことから経済的な不安を感じ、また進行がとても早いことに大変心配されていました。
相談から請求までのサポート
在宅酸素をされていましたので、障害年金の対象になる旨をお伝えしたところ、一緒に申請を進めていくことになりました。ご本人様もご相談にいらっしゃいましたが、ほとんどお話できず、状況は奥様からヒアリングいたしました。
初診の時から病院が変わっておりませんでしたので、通院している病院に診断書の作成をご依頼いただき、重要となる数値や在宅酸素を開始した日、詳細などをご記入いただき申請を進めました。
記載された数値を確認したところ3級相当ではありましたが、入院が続きお仕事を休まざるを得ない状況で、障害により生活に大きな支障が出ておりましたので、その旨医師にお伝えし現状を反映した診断書を作成していただくことができました。申立書にも就労に関する状況や、日常生活におけるご家族のサポートの必要性等を記載し、申請を進めていきました。
結果
無事に障害厚生年金2級が認められ、年間180万円の受給が決定しました。受給出来たとしても3級程度であろうと思われていたようで、大変喜んで頂けました。