ミオパチーで障害基礎年金1級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/無職 |
傷病名 | ミオパチー |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金1級(事後重症) |
年金額 | 年額約97万円 |
相談時の相談者様の状況
数年前から原因のはっきりしない倦怠感と息苦しさが続いていましたが、具体的な病名として診断がされないため効果のある治療を受けることが出来ず、いくつか病院を転々としていました。
症状が出始めて4年ほど経って受けた精密検査で「ミオパチー」と診断され、体全体の筋力が低下していく難病であることがわかりました。そのころには症状が進んでしまっているため、病院のベッドからも立ち上がることがやっとで、今後の生活を案じて奥様が相談に来られました。
相談から請求までのサポート
ご本人様は病院に入院中でしたが、奥様から経緯の詳細を詳しくお聞きしていったところ、初診日は難病と診断された日ではなく、数年前の倦怠感や息苦しさで受診した日だと判断しました。
ただ当時は難病と診断されるとは思いもしなかったため、当時の診察券や領収書などの記録等は残しておらず、どこで初診証明を請求したら良いのか分からない状況でした。何か手掛かりになるものがないかお話を聞いていったところ、ご本人様が日記をつけていることが分かり、内容を確認してもらったところ、受診した病院が記載されており、初診となった病院を見つけることが出来ました。
症状としては筋力の低下に加えて心肺機能の低下も見られたため、肢体と循環器疾患の二つの障害の診断書を作り総合的な症状として申請をしました。
結果
障害基礎年金1級の受給が決定し、年間約97万円の受給となりました。