急性大動脈解離・大動脈弁輪拡張症で障害厚生年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月30日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(60代)/会社員 |
傷病名 | 急性大動脈解離・大動脈弁輪拡張症 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額 約105万円 |
相談時の相談者様の状況
ご自身で申請しようとホームページで調べたり年金事務所で相談したりしましたが、どのように進めたらよいか分からないまま数ヶ月が経過してしまい、このままでは申請できないのではないかと不安になり、当センターへお越しになられました。
相談から請求までのサポート
お話をお伺いしたところ、10年程前から高血圧と糖尿病の治療を継続されておられ、3年前から仕事中に息切れを感じるようになっていたそうです。最初は年齢的なものかと思い気にされていなかったようですが、少し動いただけでも息切れするようになり、通院していた病院で相談したところ、循環器内科に紹介され心エコー検査を行ったところ、大動脈弁輪拡張症(AAE)と診断されました。
それ以降、定期的に通院され1年程経過観察をしていましたが、2年前に突然胸の痛みを感じ、通院している病院を受診したところ大動脈解離を発症しており、すぐに手術が必要と言われ手術可能な病院へ救急搬送となり、大動脈置換術と弁置換術を施行されました。
初診日の証明は問題なく取得でき、診断書についても現在通院している病院に依頼し、問題なく記載いただくことができ、スムーズに申請を進めていくことができました。
結果
無事に障害厚生年金3級が認められ、年間約105万円受給となりました。「こんなに早く結果がでるならもっと早く相談していたらよかった」と大変喜んでいただけました。