人工弁置換術で障害厚生年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年4月9日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/無職 |
傷病名 | 人工弁置換術 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額約62万円 |
相談時の相談者様の状況
1年ほど前に脳梗塞を発症し、救急搬送され入院していたところ、心臓に腫瘍があることがわかり、このままでは循環器の機能に支障を来すことから、人工弁置換術を受けられたそうです。
脳梗塞の後遺症も若干あり、お仕事にも支障が出てこいていることから経済的に不安を感じご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
脳梗塞を発症した時から現在までの治療の経過と、現在の状況についてヒアリングいたしました。入院され療養が必要であったため、翌月には仕事を退職されたそうです。今の状況では脳梗塞の後遺症もあり仕事をすることは難しく、体力にも自信がないということでした。
人工弁置換術を受けている場合は、原則として3級となります。また、初診日から1年6カ月経過していなくても、人工弁置換術を受けた日を認定日となることをお伝えし、一緒に申請を進めていくことになりました。
申請は脳梗塞の後遺症ではなく、人工弁置換術を受けていることについての申請となりますので、診断書は循環器の手術した診療科に作成を依頼しました。人工弁置換術の手術日を記載いただき、日常生活で困っていることについても申立書に記載し、手続きを進めていきました。
結果
無事に障害厚生年金3級が認められ、年間約58万円の受給となりました。