知的障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2025年8月9日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(40代)/アルバイト |
傷病名 | 知的障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約80万円 |
相談時の相談者様の状況
学生時代から学習面やコミュニケーション面で周囲との差を感じていたものの、当時は病院を受診することもなく、家族の支えを受けながら何とか日常を送っていました。
小中学校を通じて授業についていくことが出来ず、高校への進学はできなかったため、地域の専門学校に1年間通学した後、地元の企業に就職しました。しかし、仕事の手順がなかなか覚えられず、職場のペースを乱してしまい数か月で退職となりました。
その後も接客業や工場勤務など複数の職を経験しましたが、長く続かず転職を繰り返していました。
両親が早くに他界したため、一人暮らしを始めましたが、家事や金銭管理がうまくできず、生活が不安定になり、公共料金の支払いが滞ることもあり、精神的にも追い詰められていきました。
そんな状況を見かねた親戚が病院受診を強く勧め、知能検査や詳細な診察の結果、知的障害との診断を受けました。
診断を受けたことでこれまでの生活の困難さの理由が明確になった一方、今後の生活に大きな不安を感じておられました。
相談から請求までのサポート
当事務所へのご相談時、受診から数か月しか経過しておらず、「障害年金は1年半経たないと申請できない」と耳にしていたため、すぐの申請は難しいと半ば諦めておられました。
しかし、知的障害は先天的な特性として認められ、症状固定とみなされるため、初診日から1年6か月を待たずに申請できる特例がありますので、すぐに申請を進めていくことになりました。
出生から現在までの学習面や就労。日常生活における困難な状況等をご本人様とお兄様よりヒアリングさせていただき、申請書類を作成していきました。
結果
障害基礎年金2級が認められ、年額約80万円の受給となりました。ご相談者から「早く動いてもらえて助かった」と感謝の言葉をいただき、大変嬉しく思いました。
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