大腸がんで障害厚生年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(40代)/パート勤務 |
傷病名 | 大腸ガン |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額約60万円 |
相談時の相談者様の状況
腹痛が続く事から検査したところ大腸がんであることが分かり、詳しく検査すると肝臓にも転移していることが分かりました。
手術の結果、腫瘍を取り除くことが出来、退院後はしばらく自宅にて療養していましたが、激しい便意が頻繁におこる状態は改善されませんでした。
近所にてパートタイマーとして勤務しており、また、目に見えた症状があるわけではないため、障害年金の対象にはならないと考えていましたが、当センターのホームページを見て、ご主人様が相談に来られました。
相談から請求までのサポート
症状をお聞きすると、激しい便意が酷いときは20分間隔で襲ってくるため20分以上トイレがない場所へは行けない事、いつ便意がおとずれるか分からないため、接客や電話応対もできない等、労働には相当な困難があると思われました。
また、買い物もできず日常生活にも支障をきたす状態であり、相当な不便を感じておられると思われました。
そのような排便障害の具体的な状態を診断書に書いていただけるよう、症状をまとめていきました。
結果
障害厚生年金3級を取得し、年間約60万円の受給となりました。