慢性腎不全で障害厚生年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月27日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(40代)/会社員 |
傷病名 | 慢性腎不全 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額 約58万円 |
相談時の相談者様の状況
2約10年前から腎疾患を患っておられ、腎臓移植が必要な状態まで悪化してしまい役所で障害者手帳を受け取られた際に障害年金のことを知りご家族と一緒に当センターへお越しになられました。
相談から請求までのサポート
お話をお伺いしたところ、10年程前に別の病気で内科を受診した際に血液検査を行い腎臓機能が低下していることを指摘されていました。数年は経過観察を行っていましたが徐々に悪化し腎不全と診断されてしまったとのことでした。その後さらに数値が悪くなり、腎臓移植をしなければならない状態になってしましたが、コロナ禍により移植手術が延期になってしまったそうです。他県で一人暮らしされていましたが、一人での生活が困難となり、大阪こちらに戻ってこられたそうです。
お仕事をされておられましたが、力仕事は免除していただき、体調の悪いときは早退させていただくなど職場からの配慮があり何とか就労を継続していましたが、仕事が終わった後や休日は倦怠感が強く一日横になっている時間が多くなっているとのことでした。
腎疾患は症状だけでなく、検査成績も認定基準にあるため血液検査の結果を確認したところ3級に該当する可能性があると判断し、現在の症状や就労の状況などを詳細にお聞きし、申請を進めていきました。
結果
無事に障害厚生年金3級が認められ年間58万円の受給が決定しました。