拡張型心筋症で障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(40代)/無職 |
傷病名 | 拡張型心筋症 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
相談時の相談者様の状況
約20年前に発症し、手術を行った後は軽労働に従事していたが、半年前から症状が悪化し歩行も10分に1回程度休憩しなければならないほど重くなりました。
一人での外出は困難なため通勤できず退職を余儀なくされ、当センターへ相談に来られました。
相談から請求までのサポート
初診の病院は既に20年が経過していることもありカルテはなく、受診状況等証明書は入手できませんでしたが、病院を受診する前に社内の救護室にて医師の診断をうけていたため、その際の受付簿にて日付を特定しました。
病状については日常生活の様子を詳しくお聞きし、診断書を記載に際にて反映していただくようお伝えするとともに申立書を作成し申請しましたが、初診日が特定できないという理由により不支給決定となりました。
在職中に医師の診断を受けている事は確実であり、受診状況等証明書は発行してもらえませんでしたが、受付簿から確かに診察を行った旨の証明はあるため審査請求したところ、無事支給となりました。
結果
障害厚生年金2級を取得し、年間約150万円の受給となりました。