慢性腎不全で障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年6月5日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/会社員 |
傷病名 | 慢性腎不全 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額 約150万円 |
相談時の相談者様の状況
病院で障害年金のことを知り、年金事務所で相談しておられましたが、初診日が複雑でどうのように進めていけば良いのか分からず当センターへご連絡下さいました。
相談から請求までのサポート
お話をお伺いしたところ、5年程前位からムクミなどの症状はあったものの、別の病気で通院している近医では指摘をされることもなく過ごされていました。しかし、貧血の症状も現れ血液検査をしたところ、腎機能障害である事が判明しました。
しばらく近医で加療を続け様子をみておられましたが、改善しないことから専門医への受診をすすめられ、治療を続けておられました。しかし、徐々に症状が悪化していき2年程前から透析を開始することになりました。
現在も仕事は継続されておられましたが、仕事が終ったあとや休日は一日横になっておられることが多いとのことでした。
人工透析を行っている場合は原則2級になりますが、初診日が何十年も前にあり証明が難しいケースが多く見られます。今回、近医へは別の症状で長く通院されておられましたが、糖尿病や腎機能に対しての指摘がなかったため、腎機能低下を認めた日をしっかりと受診状況等証明書に記載して頂き、申請を進めていきました。
結果
障害厚生年金2級が認められ、年間約150万円の受給が決定しました。