自閉症スペクトラム障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2025年2月15日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談時の相談者様の状況
抑うつ症状が現れており外出が困難な申請者様に代わり、妹様がご相談に来られました。申請者様は幼少期からコミュニケーションが困難であり、小学2年生の頃に医療機関で教育相談を受け、中学生の頃に同院にて受診を開始しておられました。
初診の病院には30歳の頃まで断続的に通院されていましたが、今回初診日を確認するため連絡すると既に最後の受診から5年経っておりカルテが破棄され、初診日が分からない状態でした。
相談から請求までのサポート
お話をお伺いしていくと、うつ症状が悪化し一度ご入院をされておられ、その際に初診の病院から紹介状を書いて貰っているとのことでした。ご入院された病院に問い合わせをしたところ当時の紹介状を含め記録がまだ残っていたため、受信状況等証明書の作成を依頼したところ、初診の病院には中学生時に受診している旨が記された紹介状の写しも添付して頂けました。
申請者様は中学2年生の2学期から不登校となり、その後受診されているとお伺いしておりましたので中学2年生の9月頃を初診として申し立てることとしました。また、申請者様はコミュニケーションの障害や様々なこだわり、感覚過敏などの特性もあって単身の方が楽ということでご実家の近くで一人暮らしをされていました。
同居人がいない場合、単身での生活が成り立っていると捉えられ「日常生活が著しく制限される」程度でないと判断される可能性もあります。経済的にはご両親が全面的に援助しており、食事など日常生活は妹様が頻繁に通っておられるような状態であったため、援助の状態が伝わるように申請書類を作成していきました。
結果
障害基礎年金2級が認められ、年額約80万円の受給となり、大変喜んで頂けました。
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