双極性障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(20代)/無職 |
傷病名 | 双極性障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級(認定日請求) |
年金額 | 年額約78万円 |
相談時の相談者様の状況
高校生のときに発病し、躁状態とうつ状態を繰り返していました。それでも、なんとか大学に入学しましたが、症状は徐々に悪化していきました。
特にうつ状態のときの症状が重く、自傷行為を繰り返すようになり、周りとのコミュニケーションも取れず、大学を中退し自宅での療養を続けていました。通院と投薬を続けますが、1日横になり誰とも話さない日が続くようになり、母親が相談に来られました。
相談から請求までのサポート
既に20歳を過ぎており、また、高校生のころより定期的に診察を受けていたことから、20歳時に遡っての認定日請求を行うことにしました。ご本人様は、外出できる状態ではなかったため、発病からの状況はお母様に詳しくお聞きし、経過をまとめたうえ、ご本人様へ確認していただきました。状態のよいときにお電話でお話し、若干の修正を行ったうえ申立書をまとめ、申請しました。
結果
障害厚基礎年金2級の受給が決定し、年間約78万円の受給となりました。また、遡っての請求も認められ、一時金で約130万円を受給することができました。