脊髄髄膜瘤で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年2月8日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(30代)/障害者雇用 |
傷病名 | 脊髄髄膜瘤 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額 約100万円 |
相談時の相談者様の状況
お母さまからご連絡をいただきました。ご本人様は生まれつき両足に麻痺、変形があり、幼少期から歩くことが難しく、中学生の頃から現在まで車椅子を使用して移動されているということでした。
現在、障害者雇用にて勤務していますが、精神的に落ち込みがみられ、今後の就労についての相談を公的機関でしたところ、車椅子を使用しているのなら障害年金の対象になるのではないかと教えてもらったそうで、話を聞きたいとのことでご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
ご相談にはお母さまがお一人でいらっしゃいました。車椅子を使用されている場合は障害年金の対象になる可能性は高いのですが、お母さまは対象になるのかどうか半信半疑でいらっしゃいました。
制度や要件について詳しくご説明し、お話を伺い対象になる可能性が高いことをお伝えしたました。少しでも可能性があるなら申請してみたいというご本人様のお気持ちがあるということでしたので、早速一緒に申請を進めていくことにしました。
ご本人様はお子様を育てながらお仕事をされていて忙しいこともありお母さまと連絡を取り合い、書類の準備を進めていきました。生まれつきや幼少期からの手足の障害は、治療の効果が期待できないことから定期的に通院していないことが多く、そうなると初診の証明や、診断書の取得が難しなってしまいます。
しかし、本件では幼少期より通っている病院があり、診断書の作成を依頼することができたため大変スムーズに申請を進めることができました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間約100万円の受給となりました。