ADHD(注意欠如多動症) ASD(自閉スペクトラム症)で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2024年12月9日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/障害者雇用 |
傷病名 | ADHD(注意欠如多動症) ASD(自閉スペクトラム症) |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約78万円 |
相談時の相談者様の状況
幼少期よりコミュニケーションが苦手で周りになじめなかったそうです。就職してから仕事をこなすことができず、頻繁に叱責されることから仕事が長く続かず、転職を繰り返していたそうです。
心療内科を受診したところ発達障害と診断され、その後は障害者雇用にてフルタイムにて就労していましたが、今後の生活に不安を感じ、障害年金の申請を考えましたが、手続きが煩雑で、ご自身では難しいと感じ、当センターの無料相談をご利用いただきました。
相談から請求までのサポート
初めて受診したときより同じ病院にて通院をしており、診断書の作成も快諾していただきました。初診の証明は必要ありませんので、すぐに診断書を作成していただく準備をはじめお手続きを進めました。
ご自身で症状を伝えることが難しいと感じていらっしゃったため、症状や職歴等をしっかりとヒアリングし、現在受診されている医療機関に書面でお伝えできるよう準備を進めました。作成いただいた診断書には職場での配慮の状況についても記載していただき、症状が反映された診断書となり、申請はスムーズに進みました。
結果
無事に初診が認められ障害基礎年金2級(78万円)が決定し、大変喜んで頂けました。
障害者雇用であってもフルタイムであれば2級と認められないケースもあり、配慮の状況等をしっかり反映させたことが受給につながったと思っています。