統合失調症で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2025年11月2日 文責: 社会保険労務士 大平一路
| 相談者 | 男性(30代)/無職 |
| 傷病名 | 統合失調症 |
| 決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
| 年金額 | 年額約83万円・一時金(遡及分)約480万円 |
相談時の相談者様の状況
10年前、関東地方で一人暮らししていたころに幻覚、妄想などの症状が現れ始め病院を受診されました。一人暮らしが困難になったため、関西に戻られましたが、幻覚などの症状はなくならず、入院することとなりました。
退院後は別の病院へ移られ治療を継続してきました。就労を試みましたが長く続けられず、知り合いから勧められ障害年金を申請しようとご家族が進めておられましたが、手続きが複雑で困難に感じられたため当センターにご連絡頂きました。
相談から請求までのサポート
当日、ご本人様は体調がすぐれないとのことでしたのでお母さまとお話し致しました。初診日は10年前に行った病院で日付も分かっているとのことでしたので、初診の証明書となる受診状況等証明書の記載をお願いしましたが、カルテが残っておらず、取得することが出来なかったと連絡がありました。
そこで、なぜ初診日の病院や日付が分かった理由を尋ねたところ、2件目の病院で入院した際の問診内容の控えが手元にあり、初診日や初診の病院名の情報を得たことがわかりました。
すぐにその書類を送付頂き、内容を確認したところしっかりと初診の病院の受診歴が記載されていたため、受診状況等証明書が添付できない申立書の添付書類として使用することにしました。2件目の病院も10年前ですので、カルテが残っているか不安でしたが、無事、受診状況等証明書を取得できました。あとは、現在通院中の病院で障害認定日ごろと現在の診断書を作成して頂きました。
出来上がった診断書を確認したところ、薬物を使用したような記載があり、ご家族にはこれが事実であれば申請しても不支給になってしまう事をお伝えしました。ご家族もその記載があることに疑問を持たれており、『今まで使用したことは一切ない』とおっしゃられたので、事実かどうか主治医にご確認いただいたところ、主治医が誤って記載していたことがわかり、修正していただくことが出来ました。
結果
無事に遡及分も併せて障害基礎年金2級が認められ、一時金として480万円の受給が決定し大変喜んで頂けました。
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