腕神経叢引き抜き損傷で障害基礎年金2級を受給
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/会社員 |
傷病名 | 腕神経叢引き抜き損傷 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級(認定日請求) |
年金額 | 年額約78万円 遡及額約400万円 |
相談時の相談者様の状況
10年ほど前、相談者様が車を運転中に自損事故をおこしてしまい、右手の神経を痛めて右手が全く動かなくなりました。事故のあと神経をつなぐための手術を2回ほど受け、リハビリも受けましたが改善することはなく、状態はこれ以上変わらないと診断されました。
障害年金のことは保険会社から少し案内を受けましたが申請書類の煩わしさから申請を途中で諦めていて、現在は普通に仕事もしているので受給は難しいと思い込んでいました。
相談から請求までのサポート
申請はとにかく面倒だと思われていたため、申請に関する書類の作成等を当センターでサポートできることをお伝えしたところ大変安心していただき、前向きに進めることになりました。
10年前の事故のため、事故証明はすでに廃棄されていましたが、相談者様が保管している書類の中に当時の事故の様子が記載されている民間保険会社の書類を見つけて、それを事故証明に替えて書類をそろえました。事故当時から症状が変わっていないとのことでしたので、およそ8年前のカルテをもとに診断書の作成を医師にご依頼いただき、障害認定日まで遡って申請をしました。
結果
障害基礎年金2級の受給が決定。
年間約780,000円の受給決定に加え、5年間の遡及が認められ、約4,000,000円が一時金として支給されました。