多発性骨髄腫で障害年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月19日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/会社員 |
傷病名 | 多発性骨髄腫 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額約約75万円 |
相談時の相談者様の状況
5年程前に多発性骨髄腫と診断され、化学療法を行いながら何度か入退院を繰り返しておられました。いずれ仕事も続けることが困難になるのではないかと思い、経済的な不安から当サポートセンターへ相談に来られました。
相談から請求までのサポート
お話をお伺いしたところ、5年程前に腰の痛みが出始め、初めは我慢していたものの痛みで眠れなくなったため、自宅近くの整形外科を受診したところ、すぐに大きな病院へ行くよう言われ紹介状を持って総合病院を受診されました。結果、多発性骨髄腫と診断され入院し治療を開始されました。
その後、一度は復職したものの症状が悪化し、再度入院することになりました。本来の営業職ができなくなり、事務職へ配置転換となりましたが、体力の低下や貧血、強い倦怠感などから勤務時間を短くしてもらうなど配慮してもらいながら勤務を継続しており、日常生活についても一部は家族に助けてもらっている状態でした。
初めて病院を受診してから1年6か月経過した時点(認定日)の状況をお聞きしたところ、ちょうどその時は検査を行っていない期間であり、また職場での配慮もなくフルタイムで勤務されていたため、遡っての請求は諦め、現在の診断書を作成することに致しました。
最近の症状や勤務状況などを詳しくお聞きし、申請手続きを進めていきました。
結果
障害厚生年金3級、年間約75万円の受給が決定しました。