アルコール依存症、発達障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2025年5月9日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/無職 |
傷病名 | アルコール依存症、発達障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約105万円 |
相談時の相談者様の状況
相談者は幼少期から落ち着きがなく、こだわりが強いなどの特性があり、小中高と人間関係に苦しんでいました。
社会人となり建築関係の業務に従事し、自営業としても長く建築関連の仕事を続けていましたが、次第に気分の落ち込みやうつ症状が強まり、約10年前より仕事が困難になっていきました。
その後は強迫性障害やアルコール依存と診断され、複数回の入院治療も経験。現在は日常生活にも支障があり、食事や入浴などに家族の支援が不可欠な状態です。
相談から請求までのサポート
今回の申請では、複数の診断がある中で最も長く通院していた「アルコール依存症」ではなく、根本にある「発達障害」の症状を中心に据えて進めることになりました。
大きな課題となったのは初診の医療機関がすでに廃院していたことです。これにより初診日を証明するための書類である「受診状況等証明書」が取得できない状況でした。
通院も初診の頃より継続していたため、「社会的治癒」を主張することも難しかったことから、第三者証明による初診日の証明を行いました。
また、診断書作成においては、日常生活での具体的な支障を丁寧にヒアリングし診断書の作成のために状況のまとめた資料を医師に共有いただきました。
結果
申請の結果、第三者証明による初診日が認められ、障害基礎年金2級が認定され、年間約105万円の受給が決定しました。
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