自閉スペクトラム症、ADHDで障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2025年7月5日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(30代)/障がい者雇用 |
傷病名 | 自閉スペクトラム症、ADHD |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約80万円 |
相談時の相談者様の状況
高校生の時に発達障害の診断を受け、20歳になった時点で、ご自身で障害年金の申請を行われました。しかし、その際は残念ながら不支給となり、障害年金の申請は一旦諦めていたとのことです。
その後も他人とのコミュニケーションに困難を抱えながら、一般企業での就職活動にも挑戦しましたが、面接が上手くいかず採用に至らない状況が続きました。最終的には障がい者雇用枠での就労に切り替え、職場より様々な配慮を受けながら、働いていましたが、日常生活の困難や疲弊感は大きく、今後勤務を継続できるのかなど、将来に不安を感じて再度の申請を検討され、当事務所へご相談にお越しくださいました。
相談から請求までのサポート
過去に不支給となっているケースでは、認定されにくくなる傾向があるため、まずは前回の申請内容の確認から始めました。提出された書類や診断書の内容を精査したところ、医師に職場や自宅での状況を、しっかりと説明できておらず、日常生活にどのような支障があるのか、また、周囲の援助の実態などが反映されていないことが判明しました。
そこで、現時点での生活状況・職場での配慮事項・苦手な場面などについて、ご相談者様より詳細にヒアリングを実施し、その内容を「参考資料」として文書にまとめ、診断書を依頼する際には、主治医の先生にも提出しました。
あわせて、病歴・就労状況等申立書においても、幼少期から現在に至るまでの状況を丁寧に整理し、より伝わりやすい形に仕上げるよう心がけました。
結果
障害基礎年金2級が認められ、年額約80万円の受給が決定しました。ご相談者様からは「一度は諦めていたのに、こんな結果になるとは思っていませんでした」と感謝のお言葉をいただきました。
障害年金の申請は、制度の複雑さに加え、伝え方一つで結果が大きく左右される場合があります。過去に不支給だった方も、状況によっては再チャレンジが可能です。ぜひ一人で悩まず、私たちにご相談ください。
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