肝臓がんで障害厚生年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月12日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/パート |
傷病名 | 肝臓がん |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額約65万円+遡及分 約100万円 |
相談時の相談者様の状況
ご相談は奥様からいただきました。3年前の健康診断で肝臓の数値が基準値を超えており、病院へ行ったところ肝臓がんであると診断を受け、治療を続けていらっしゃいました。抗がん剤治療の副作用により倦怠感が強く、仕事はもとより外出することもままならず、今後のことをご心配されご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
抗がん剤治療の副作用により倦怠感が強く、外出することが困難でしたので、オンラインにて面談を行いました。ご自宅にいらっしゃったため、過去の検査結果をご用意いただき、認定基準と照らし合わせながら数値を確認しヒアリングを行いました。肝臓疾患の場合は検査の数値がとても重要です。過去の検査結果の数値を伺い、現在の生活のご様子と総合的に見て3級に該当する可能性がたかいた考え、一緒に申請を進めていくことになりました。
何度か病院を変わられていますが、初診日が3年前でしたのでカルテを破棄されている心配はなく、初診の証明や診断書などの書類は問題なく揃いました。
障害認定日時点での症状が現在と同等ということでしたので、当時の診断書も取得し遡及の申請も併せてすることにしました。入念に診断書の確認しを、申請のお手続きを進めました。
結果
無事に障害厚生年金3級が認められ、年額約65万円と遡及分約100万円の受給となり、大変喜んで頂けました。