脳性麻痺で障害基礎年金2級を受給
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/会社員 |
傷病名 | 脳性麻痺(両下肢機能障害) |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
相談時の相談者様の状況
両足が不自由ではありましたが、杖を使ってなんとか事務所まで来られました。
3歳の頃に脳性麻痺がわかり、小学校のころまではリハビリに通い機能回復を目指しましたが、脳性麻痺という障害の性質上、劇的に改善することは見込めなかったため障害とうまく付き合っていく生活をしていました。
20代30代の若いころは筋力もあったため不便ではありましたが、何とか生活をしていました。
ただ、40代になると今まで無理をして歩いていたこともあり、常に杖が無いと歩くことが出来ず移動距離が長くなる時は車いすを使わざるを得なくなっていました。
相談から請求までのサポート
3歳の頃に受診した病院に確認したところ約30年前のカルテが残っていたため初診日の証明はスムーズにとることが出来ました。
診断書を作成していただいたところ、2級該当は難しいかもしれないという内容ではありましたが、若いころよりも歩行が困難になっており現在も悪化し続けていることと、
そして日常生活に多くの支障が出ていることについて家の中や外出時の具体的な場面を詳細にヒヤリングを行ったうえ病歴申立書を記載し、申請を行いました。
結果
障害基礎年金2級が認められ、年間約100万円の受給となりました。