分娩麻痺(左手麻痺)で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2021年10月26日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/自営業 |
傷病名 | 分娩麻痺 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額78万円 |
相談時の相談者様の状況
出生時の損傷で左手が動かなくなり、出生後から小学校に入る前まではリハビリに通っていました。しかし症状が改善しないためリハビリも中止となり、小学校入学以降は病院にも行かず通常の生活をしていました。
左手が動かないことが生まれつきであったため、右手だけの生活にも慣れてしまい、障害年金をもらえることを知らずに今まで日常生活を送ってこられましたが、
インターネットでたまたま見かけたことから障害年金のことを知り、自分も対象かもしれないと思い相談に来られました。
相談から請求までのサポート
出生時の損傷が麻痺の原因であるため、その時の証明を取る必要がありました。
病院はまだありましたが、さすがに40年以上前の記録は全く残っておらず相談者自身も当時の記録などは保管していませんでした。
そこで第三者の証明を取ることになり、幼馴染何名かに連絡して当時のことを覚えている方を見つけて障害年金申請の協力を依頼しました。
出生時の損傷のため生まれつき左手が動かないことやリハビリを受けていたことなど、当時の記憶を思い出してもらいながら書類を作成し、申請しました。
結果
障害基礎年金2級が認められ、年間約78万円の受給となりました。