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網膜色素変性症で障害基礎年金2級を受給できたケース

この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路

相談者男性(30代)/会社員
傷病名網膜色素変性症
決定した年金種類と等級障害基礎年金2級
年金額年額約78万円

相談時の相談者様の状況

網膜色素変性症は進行する傷病であるため、お仕事を続けていくことに対し不安を感じていたところに障害年金のことを知り、申請を考えられたそうです。また、初診が小学生の時ということもあり、ご自身でお手続きを進めることについてご心配され弊社へ相談に来られました。

相談から請求までのサポート

お話を伺いましたら幼少期より物が見えにくく、暗い場所へ行くと周りが見えなくなっていたそうです。視力の低下により文字がぼやけてしまうことで、今後労働に支障が出ること、将来的には仕事に就けないのではないかと不安を感じておられました。

網膜色素変性症と診断されたのは小学生の頃で、今から20年も前のこと。初診の病院の名前がわかりませんでしたが、その後大規模な病院を受診しており、その当時は20歳より前であったため、そちらの病院に初診の証明をいただき手続きを進めることにしました。

網膜色素変性症は治療法がなく、定期的な通院を必要としない場合があります。これまでにいろいろな病院にかかっていましたが、現時点で通っている病院がなかったため、初診日を証明してもらう病院を再度受診し、診断書を書いていただき申請を行いました。

目の傷病は初めて病院へ行った時に幼少期や小学生であることがあります。初診の証明をとることに苦労されたり、諦めてしまうというお話も聞きますが、20歳よりも前であれば、その後行かれた病院で証明を取り、手続きを進めることができる場合もあります。

結果

無事に障害厚生年金2級(78万円)が決定しました。初めて受診した病院を覚えていないことから申請に不安を感じておられたことから、大変喜んで頂けました。

 

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