被殻出血(脳出血)による片麻痺で障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年4月6日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(50代)/ 会社員 |
傷病名 | 脳出血による片麻痺 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額約200万円 |
相談時の相談者様の状況
3年程前、自宅内で突然左半身がしびれ救急搬送されました。検査の結果、右被殻出血が認められ、開頭手術を行い1か月ほど入院することになりました。
退院後はリハビリを継続されておられましたが、仕事に支障が出ていることからインターネットで何か公的な支援がないか検索したところ、障害年金の制度を知り当センターにご連絡いただきました。
相談から請求までのサポート
本来障害年金は、初診日から1年6か月経過した『障害認定日』を迎えなければ申請することができません。しかし脳出血や脳梗塞などの脳血管障害による機能障害は例外として、初診から半年以上経過した日後に、医師が症状固定と判断した時点から請求することができるとされています。
この方も、症状が固定していれば1年6か月経過していなくても申請することが可能でしたが、医師が「症状が固定していない」と判断したため1年6か月経過するのを待って申請することにしました。
現在の状況をお伺いしたところ、左腕はほぼ動かず歩行には杖が必要な状況でしたので、
日常生活における動作についてしっかりとヒアリングを行い、病歴就労状況申立書に記載していきました。
結果
障害厚生年金2級が認められ、年額約200万円の受給となり、大変喜んでいただけました。