知的障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2023年8月21日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(30代)/A型作業所 |
傷病名 | 知的障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約78万円 |
相談時の相談者様の状況
20歳の障害認定日にご両親が一度申請されましたが、不支給になりました。結果に納得できず、厚生労働省の不服申立制度である審査請求も行いましたが、認められませんでした。
数年が経過しましたが諦められず、もう一度申請しようと思われ、当センターにご連絡いただきました。
相談から請求までのサポート
当日はご本人様とご両親がお越しになられました。実は先天性の心疾患もあり、そちらでの申請も検討されておりましたが、症状をお伺いすると2級には該当しないと判断し、今回は知的障害のみで再度申請する事をお勧めいたしました。
前回の資料をお持ちいただいていたので、内容を確認したところ、同席されたご本人様の様子と比べると非常に軽い症状による診断内容となっておりました。
診断書現在と当時と比較しても日常生活の状況は変化がないとのことです。ご両親に詳しくお話をお伺いすると、1人では到底できないことが多く、日ごろからご両親のサポートのもと、なんとか日常生活が成り立っているとのことでした。
ご自宅での日常生活の状況が分かるように資料を作成したうえ、再度診断書の作成を依頼していただき、申請を進めていきました。
結果
無事に障害基礎年金2級が認められ、年間78万円の受給が決定しました。前回に審査請求まで行っても不支給だったことから半分諦めておられたとのことで、大変喜んで頂けました。