パーキンソン病で障害厚生年金1級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2024年11月11日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(60代)/無職 |
傷病名 | パーキンソン病 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金1級 |
年金額 | 年額約270万円 |
相談時の相談者様の状況
申請者ご本人様は入院中ということもあり、ご家族様に相談に来ていただきました。お話を伺いますと、単身赴任の期間が長く、その間にパーキンソン病であるとの診断を受けたため、初診の病院が何処なのか、ご家族様にはわからないということでした。
ご本人様にも確認していただきましたが、すでに病状は重くなっており、明確な回答は難しいのではないかということでした。
相談から請求までのサポート
相談にお越しいただいた際には初診がどこになるのかという点が問題となりましたので、ご本人様に、一つ一つ通っていた病院を順番にゆっくりと思い出していただいたことで、実際に症状が現れて初めて受診した病院がわかり、初診の証明を取得することができました。
また、申請を進めるために診断書の取得を進めていただのですが、入院中でありなおかつパーキンソン病の治療のためではなく、麻痺等の症状からの転倒による骨折の治療だったこともあり、パーキンソン病については受診ができていない状態でした。
入院、リハビリが終了するまで待つ必要があり、申請ができない期間が数か月ありましたが、骨折の治療を終えたことで事前に聞いていた在宅中のご家族様の介助の状況などを病院に共有し診断書を作成いただきました。
結果
無事に障害構成年金1級が認められ、年間約270万円の受給となりました。
相談から年金決定までに長い時間を要したこともあり、1級に決定した際にはご家族様も大変喜んでいただけました。