双極性感情障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2024年5月9日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(30代)/A型事業所勤務 |
傷病名 | 双極性感情障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額約78万円および一時金約100万円 |
相談時の相談者様の状況
中学生のときに発病し、躁状態とうつ状態を繰り返していました。次第に自己コントロールが出来なくなったため高校生の頃初めて病院を受診し、それ以来通院治療を継続しておられました。
お母さまが障害年金の申請をご検討され準備を進めておられましたが、ご自身で手続きを進める事にご不安を感じ、娘様とお二人でご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
既に申立書を作成しておられ当日お持ち頂けました。拝見させて頂いたところ、お聞きした内容と異なる点や、時系列が混乱している部分等、修正が必要な個所が複数ありました。
お母様が時間をかけて申立書を作成されたとのことだったのですが、日常生活の様々な動作について出来ないことがあっても、それを記載することに抵抗があり、どうしても出来ることだけを記載してしまい、そのため実際の状況と異なる内容になってしまったようです。申立書を確認しながら発病からの状況を改めてヒアリングを進めていきました。
また、ご相談者様はA型事業所でお仕事をしておられたので、職場で受けている配慮などをお聞きし、併せて申立書にまとめたうえで申請を進めていきました。
結果
障害基礎年金2級の受給が決定し、年間約78万円の受給となりました。また、遡っての請求も認められ、一時金で約100万円を受給することができました。