くも膜下出血で障害厚生年金1級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(50代)/無職 |
傷病名 | くも膜下出血(肢体の障害) |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金1級 |
支給月から更新月までの総支給額 | 年額約230万円 |
相談時の相談者様の状況
ご主人が、くも膜下出血で救急搬送されました。一命はとりとめましたが、ほぼ寝たきりの状態から回復しませんでした。2年程経過したときに、障害年金のことを知り、申請しようと年金事務所へ相談にいきましたが、診断書の不備や、書類の書き方が分からないため、なかなか前に進める事ができず、当センターへ相談に来られました。
相談から請求までのサポート
不備となった診断書を拝見すると、症状が固定したか否かの記載がなかったため、確認したところ、初診日より約9カ月後に症状が固定しているとのことでしたので、症状固定した日を認定日として、遡っての請求を行うことにしました。
救急搬送されたときから現在までの状態をお聞きし、書類を作成すると同時に、診断書の記載漏れの部分をお知らせし、追記をお願いしました。
結果
障害厚生年金1級が認められ、年間約230万円の受給となりました。また、遡りの請求も認められ、約520万円が一時金として支払われ、大変喜んでいただけました。
お仕事をしながらご主人の看病をする毎日の中で、複雑な年金申請までお一人で行うとなると、大変だったと思います。専門家としてお役に立てたと心に残った案件でした。