骨肉腫で障害厚生年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年3月11日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(50代)/正社員 |
傷病名 | 骨肉腫 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額約90万円 |
相談時の相談者様の状況
3年程前から左肩に違和感を感じ、その後若干の痛みを感じるようになったのですが、ただの肩こりだと思い病院へは行かず整骨院へ通われたそうです。しかし、痛みは一向に改善せず徐々に強くなっていき、ある日肩を動かしたところ激痛が走ったため病院を受診されました。最初は肩関節周囲炎、いわゆる五十肩と診断され、痛み止めの薬を処方されました。
しかし、左肩がどんどん腫れていったため大きな病院での検査を勧められ、検査を受けたところ骨肉腫と診断されました。腫瘍が肩甲骨に癒着しており、肩甲骨の3分の2と周囲の筋肉を切除することになりました。
相談から請求までのサポート
当日、起こしいただくことが困難であったため、電話でお話をおうかがいすることになりました。術後はリハビリを継続されましたが、左腕の可動域は制限されたまま元の状態には戻らず、重いものを持つことは出来ず、肩を前後に動かすといった動作も困難な状態になってしまいました。
現在の症状についてヒアリングを行った後、診断書の作成を依頼したところ、ほぼお電話でお聞きした状態の診断書が完成しましたが、3級に満たない可能性もある内容です。日常生活での状況や症状に関する補足等、可能な限り正確な状況が伝わるよう、申請を進めていきました。
結果
無事に障害厚生年金3級が決定し、年間約90万円の年金を受給できることとなりました。
相談者様も、受給は難しいと考えておられたので、大変喜んでいただけました。