パーキンソン病で障害厚生年金3級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年1月10日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(50代)/会社員 |
傷病名 | パーキンソン病 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額約82万円 |
相談時の相談者様の状況
数年前から、手が震えるといった症状があり病院に通院されていましたが、症状が改善しないため、専門の病院に行くよう勧められました。紹介された病院にて精密検査をしたところパーキンソン病である事がわかりました。
当時は症状も軽く仕事ができる状態でしたが、年々悪化していき立ち仕事などができなくなってしまったため、障害年金の申請を考えられ相談に来られました。
相談から請求までのサポート
パーキンソン病など難病の場合、初診日の特定が非常に困難となります。原則は症状が発生してから初めて受診した病院ということになりますが、確定診断を受けた日が初診日になることもあるなど、判断が非常に難しいといえます。
初診の病院がすでにカルテを破棄していたため、初診日の特定が困難となりましたが、当時の資料を集めていただいたところ日付を証明する書類が見つかり、なんとか初診日を証明することができました。
日常生活で困っておられること等を詳細にヒヤリングさせていただき、申請を進めていきました。出来上がった診断書を確認すると、オンオフ時の状態をしっかりと記載して頂けており、その他の書類を作成したうえ年金事務所へ提出しました。
結果
障害厚生年金3級を取得し、年間約82万円の年金が受給できることとなりました。