うつ病で障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2021年12月15日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 女性(30代)/無職 |
傷病名 | うつ病 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級(事後重症) |
支給月から更新月までの総支給額 | 月額約83,000円 |
相談時の相談者様の状況
短大を卒業して就職するも、同僚やお客様とのコミュニケーションがうまく取れずに1年ほどで退職をしてしまい、その頃から人と会うことが嫌になり、家の中の物や家族にも八つ当たりをするようになりました。
家族の勧めで心療内科を受診したところ「抑うつ状態」と診断され、それから3年ほど服薬治療を継続していましたが改善ししませんでした。
やむなく実家に戻り就職するも、気分の落ち込みや死にたいと思うことが増えてきて日常生活が送れなくなったため相談に来られました。
相談から請求までのサポート
ご相談に来られる前に独自に情報を入手していて、「抑うつ状態」の場合は障害年金はもらえないとインターネット等に記載されていため、
半分あきらめた様子で相談に来られました。症状を詳しくお聞きすると、確かに1人では日常生活が送れない様子で、
その全てを家族に頼っているような状況でした。
障害年金の基準は病名だけで決まるものではないことをご説明した結果、申請をしてみたいという気持ちになりました。
申請に際しては、家庭での状況を主治医の先生にお伝えし、診断書を作成してもらうことができました。
結果
障害厚生年金2級の受給が決定。約1,000,000円の受給が決定しました。