自閉症スペクトラムで障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2022年3月3日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(30代)/無職 |
傷病名 | 自閉症スペクトラム |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額約100万円 |
相談時の相談者様の状況
3年程前に自閉症スペクトラムと診断され、現在は仕事には就かず自宅療養されており、金銭的な面で不安があることからご相談いただきました。
既に年金事務所へ相談されており、ご自身で書類の作成を進めようとされておりましたが、何から手を付けてよいか、また、どのように記載したらよいか分からず数ヶ月経過しても手が付けられない状況となっていたため、サポートを希望したいとのことでした。
相談から請求までのサポート
ご家族の方と一緒に相談にいらっしゃいました。ご自身で進められておりましたの、診断書や病歴就労状況等申立書等、原本は揃っていましたが、全て白紙の状態でした。
申請書類を作成するためのヒアリングを行い、今後の流れなどをお話しました。ヒアリングにおいては、病院へ行くきっかけや治療の経緯に併せて、出生時からの様子を伺いました。
発達障害の方の場合は、申立書に幼少期の頃から今までの経過を記載する必要があります。お母様が同席していらっしゃったので、幼少期のお話も詳しく伺うことができました。現在の日常生活の状況をお伺いし、2級相当に該当するものと判断し、一緒に進めることとなりました。
初診の証明や診断書の依頼は早々にしていただき、大変スピーディーに申請をすることができました。
結果
無事に障害厚生年金2級が認められ、年額約100万円の受給が決定しました。