うつ病で障害厚生年金3級(遡及)を受給した事例
この記事の最終更新日 2021年10月26日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(40代)/会社員 |
傷病名 | うつ病 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 遡及分210万円(3年6ヶ月分) |
相談時の相談者様の状況
5年ほど前からうつ病を患っていました。当時は会社に籍はあったもののほとんど出社できておらず、精神的に非常に不安定で家の中で暴れたり、未遂に終わったものの自殺を試みたこともありました。
そのため、障害年金を申請するということまで考える余裕もないほどでした。初診日から毎月通院し5年間ほど治療を続けてきて、少しずつ回復に向かってきたときに障害年金の存在を知り相談にこられました。
相談から請求までのサポート
相談に来られた頃には病気が次第に改善しつつあり、職場への復帰も考えていました。
相談者様自身もその状況では年金の受給対象にはならないだろうと思っていたようです。
ただ、約3年前の障害認定日のころは本当に酷かったことをお聞きして、障害認定日に遡って請求することをご提案しました。
当センターとしては当時の様子を詳細に記載した書面を準備し、出来るだけ正確に障害認定時当時の診断書を作成してもらえるようにサポートをしました。
結果
現在の状態は障害の状態にはないと判断されましたが、障害認定日から約3年の間は障害厚生年金3級の状態であったことが認められ、約210万円が一括で支払われました。