うつ病エピソードで障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2023年1月23日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(50代)/無職 |
傷病名 | うつ病エピソード |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額約157万円・一時金約360万円 |
相談時の相談者様の状況
5年程前に仕事のストレスからか気持ちが落ち込むようになり、徐々に悪化していったため心療内科を受診したところ医師より就労不能と診断を受け休職していました。
療養に専念していましたが復帰できず退職し、2年半ほど自宅療養をされていましたが、症状は改善せず、今後も就労することは難しそうであったため経済的に不安を感じ、ご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
外出することが困難であったため、ZOOMを使用しオンラインで面談を行い、症状が出て休職された時からこれまでの経過、現在の状況について伺いました。他人と関わったり、外出することも困難であるため、通院以外はほぼ1日自宅で過ごしているということでした。
また、身のまわりのことも1人ではできず、日常生活の大部分を奥様に頼っているということでしたので、おそらく障害年金の2級に該当する可能性がある旨をお伝えし、一緒に申請を進めていくことになりました。
5年前より同じ病院に通っていたため、初診の証明や診断書の取得は問題なく進みました。主治医は忙しくされており、診断書の作成には3ヶ月程かかるということでご本人様も待っている間に不安な気持ちがあったそうですが、1カ月程で作成してくださり安心されていました。
初診日から1年6カ月後にあたる認定日頃の診断書を作成していただき、遡及の請求もできる体制が整いました。申請時には、改めて現在の状況を確認しこれまでの経過や困っていることについて申立書に記載し申請を進めていきました。
結果
無事に障害厚生年金2級が認められ年間約157万円となりました。また、約2年分の遡及が認められ一時金として約360万円がしきゅうされ、大変喜んで頂けました。