てんかんで障害厚生年金2級を受給できたケース
この記事の最終更新日 2024年3月29日 文責: 社会保険労務士 大平一路
相談者 | 男性(50代)/就労移行支援施設通所 |
傷病名 | てんかん |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額約115万円 |
相談時の相談者様の状況
25年前に初めて「てんかん」発作を起こし、病院への通院を開始されました。しばらくは服薬の効果もあり発作は治まっていましたが、8年ほど前からたびたび発作を起こすようになりました。
そのため、8年前にも障害年金の申請を考え診断書は取得していたのですが、すでに始めて医療機関を受診してから25年が経過していたため、初診の証明を取得することができず申請は断念していました。
しかし諦めきれず、何か方法はないかと当センターの無料相談をご利用いただきました。
相談から請求までのサポート
相談に来られた際に、8年前に作成していた診断書や病歴就労状況等申立書をお持ちいただき、内容を確認していきました。てんかんの種類や回数も、認定基準に当てはまるものだったため、初診日の証明さえ整えば認定となる可能性がありました。
初診の病院ではすでにカルテが廃棄されており、受診状況等証明書を取得することができない状況ではありましたが、8年前に作成をしていただいていた診断書には、25年前から当時までの通院歴が記載されていました。
そこで、その診断書に記載された通院記録を疎明資料として初診日の申立てを行うこととし、申請を進めていきました。
結果
無事に初診日も認められ、8年越しに障害年金の認定を受けることが出来ました
。一度諦めた申請だったため、障害厚生年金2級に決定し、申請者様も大変喜んでおられました。